IPドメイン基礎講座 3/3
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7:PPPユーザーとIPアドレスの関係
8:インターネット経路に関する説明


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7:PPPユーザーとIPアドレスの関係
初心者から多いご質問です。
多くの人はインターネットに接続する為にプロバイダーとダイアルアップ接続(PPP)契約していると思います。

プロバイダーはPPPユーザーの為にインターネット側にアクセスできるホストを何台も準備しています。
そのホストにはそれぞれIPアドレスが決められています。(同じIPアドレスを持つホストはありません。)

そして、ユーザーがパソコンからダイアルアップ接続してきた時に、プロバイダーは空いている(他のユーザーが今使っていない)ホストを割り当てて、ユーザーのパソコンがインターネット側にアクセス出来るようにします。 
ユーザーがダイアルアップ接続を切断すると、そのホストは空きになります。

ですから、ユーザーがダイアルアップ接続する度に使用するホストが変わり、IPアドレスが変わる事になります。

もちろん、プロバイダーが準備しているホストの台数には制限がありますので、 以前使ったIPアドレスを再び使う事も当然あり得ます。
特別な契約をしていない限りは、利用するIPアドレスをユーザーが指定する事は出来ません。

余談ですが、プロバイダーのユーザー数に比べプロバイダーが準備しているホストの台数が極端に少ない場合は”電話をしても繋がらない”と云う事がしばしば起ります。


ADSL(および光ケーブル)の場合は
(固定IPアドレス16本、8本、1本等の特殊なADSL以外の) 一般ユーザー向けのADSL(および光ケーブル)サービスの場合は
ADSLモデムの電源が入っている間は同じIPアドレス(グローバルIPアドレス)で利用でき、
モデムの電源を一旦切ると、別のIPアドレスになります。

ADSL回線に複数のパソコンを接続する場合は モデムの後にルーターを接続し、複数のパソコンをルーターに接続します。(ルーター一体型モデムもあります)  パソコンの台数が多くなると、ルーターの後にハブを接続し、多くのパソコンをハブに接続します。

殆どのルーターは、 接続されるパソコンにプライベートなIPアドレスを自動的に割り当てます。(DHCP機能) (アドレスは192.168.0.1~ 等のプライベート用に決められたアドレスです。)

ルーターは
プライベートIPアドレス(192.168.0.2) <=> グローバルIPアドレス
プライベートIPアドレス(192.168.0.3) <=> グローバルIPアドレス
プライベートIPアドレス(192.168.0.4) <=> グローバルIPアドレス
等の変換をし、
どのパソコンからアクセスされたかを覚えており、 多くのパソコンが同時にインターネット接続出来る様に区別します。 (グローバルIPアドレスは同じアドレスです)

そのルーターの中身の働きを説明しだすと長くなりますので、 ご興味のある方は「ルーター」をキーワードにしてご自身でお調べ下さい。

なお、ADSL回線に1台のパソコンしか接続しない場合はルーターの必要はありません。


8:インターネット経路に関する説明
インターネットでWWW(World Wide Web)とは「蜘蛛の巣の様に世界中に張りめぐらされた専用線」という意味です。
インターネットが未だ開発されていない時は
例えば、A大学とB大学がお互いのデータを閲覧する為にはA大学サーバーとB大学サーバーの間を専用線で結ぶ必要がありました。
A大学サーバー <== 専用線 ==> B大学サーバー

同様に、B大学とC大学がお互いのデータを閲覧する為にはB大学サーバーとC大学サーバーの間を専用線で結ぶ必要がありました。
B大学サーバー <== 専用線 ==> C大学サーバー
ここで、A大学とC大学がお互いのデータを閲覧したい場合に
インターネットが未だ開発されていない時は、A大学サーバーとC大学サーバーの間を専用線で結ぶ必要がありました。
A大学サーバー<================= 専用線 ===============>C大学サーバー

このように、直接専用線で繋がっている相手以外とはお互いのデータを閲覧出来ませんでした。
ここで、インターネットが開発された根本は
A大学とC大学が直接繋がっていなくでも、 A大学とB大学 および B大学とC大学 が専用線で繋がっていれば、 「A大学からB大学のサーバーを中継してC大学にアクセスできる様にする」 と云う事です。
A大学サーバー<=専用線=>B大学サーバー(中継)<=専用線=>C大学サーバー

これに拡大していくと、 次にC大学とD大学 が専用線で繋がっていれば、

C大学サーバー <== 専用線 ==> D大学サーバー
A大学からB大学とC大学のサーバーを中継してD大学にアクセスできる様になります。
A大学<=専用線=>B大学(中継)<=専用線=>C大学(中継)<=専用線=>D大学

この様に、世界中のどこかの(大学や企業およびプロバイダー等)サーバーが専用線で繋がっていると A大学からはB大学、C大学、、、他多くのサーバーを中継して何処へでもアクセスできる事になります。
A大学<=専用線=>B大学(中継)、C大学(中継)、、、<=専用線=>世界中のサーバー

これが「World Wide Web」と言われる由縁です。
しかし、この例の場合に、 A大学からB大学のサーバーを中継してC大学にアクセスできますが、 もし、B大学のサーバーが停止している場合は A大学からC大学にはアクセスできなくなります

また、 A大学からB大学とC大学のサーバーを中継してD大学にアクセスできますが、 B大学のサーバーは正常でも、C大学のサーバーが停止している場合は A大学からD大学にはアクセスできなくなります


以上の様に表面には現れませんが、
HP閲覧の為にはインターネット上の多くのサーバーを経由してアクセスしています。
また、その経路上の1つのサーバーでも停止したり混雑していると正常な閲覧が出来なくなります。
(勿論ルーティング技術も進歩しており、経路上のサーバーが一定時間停止していると別ルートを自動的に探すシステムになっている筈ですので、何日も特定のHPの閲覧が出来ないと云う事は通常は考えられません。)

インターネット経路上サーバーの状態を調べる方法は

Windowsの「スタート」->「プログラム」->「アクセサリ」の「コマンドプロンプト」を起動し、
(調べたいサーバー名が仮に"www.ooxxoo.ne.jp"なら)
 > tracert www.ooxxoo.ne.jp + リターン
と打って下さい。

お使いのプロバイダーからwww.ooxxoo.ne.jp 迄のインターネット経路上のサーバーのアドレスと通過するためにかかった時間(ms)が表示されます。


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